五月人形の兜飾りは、種類や値段の幅がとても豊富!
ピンからキリまで、選ぶのが大変なくらいたくさんありますよね。
これ、飾りたい!というお気に入りの兜が見つかればいいのですが、
やはりできれば質の良い物を買ってあげたいですよね!
そこで兜を決めてしまう前に、知っておきたいこと。
それは、良い兜飾りの見分け方。
ちょっとしたポイントを知っているだけで、
予算の中で良い兜を自分で見分けられたら嬉しいですよね♩
兜飾りの見分け方を知って、賢く楽しく兜選びをしましょう!
知っておきたい!良い兜を見分けるポイント3つ
その1 兜は裏側も、きちんと見ておきましょう
もしできれば、兜をひっくり返して、裏側をチェックしてみてください。
(ただ高価なものなので、お店の人に見せてもらうなど、慎重に。)
頭裏には、皮が貼られているものや、
手間暇のかかる刺し子が施されているものもあります。
ぱっと見ると見えない場所である裏側だからこそ、
安いものだと手を抜いていることも。
見えないから別にいいという方もいますが、
裏側もきちんと見てみるということも大事なポイントです。
その2 縅糸はスカスカ?
出典:真多呂人形公式サイト
板状のパーツをつないで作られる、兜飾り。
「小札(こざね)」と呼ばれる金属(または革)の板をつないで作っているのですが、その小札板を革や糸で上下に結び合わせることを、「威(おどし)」と言います。
糸で小札板をつなぐことを、「威糸(おどしいと)」と呼ぶのですが、
その糸は主に正絹。
正絹は高価なので、安いものだと小札が見えるほどスカスカなものもあるのです。
そのため、「威糸がびっしりしっかり詰まっているかどうか」をきちんとチェックしたいもの。
(出典:真多呂人形公式サイト)
例えば、上質な真多呂人形の兜飾りだと、威糸もびっしり!!
美しいほどですね。
着用できる兜飾りは、軽いことも条件なので当てはまりません。
(伊達政宗の兜飾りも、デザイン上の理由から当てはまらないものも)
しっかり威糸が詰まっているということは良い兜といえるポイントです!
木目込み人形の真多呂人形公式サイトに、威について詳しく載っています!⇒真多呂人形公式サイト
その3 その前立、本金鍍金?
黄金に輝く、兜飾りの前立。
戦国武将デザインの凝った前立から、オーソドックスは鍬形の前立まで、
金色の前立はやはり人気です。
主に前立に用いられる、「鍍金(ときん)」と言われる技法。
これは金メッキのことですが、
本金鍍金という場合には24K(or18K)を用いているものを指すそう。
本金鍍金の場合は、ピカピカではなくマットな光沢があるということが目印です。
まとめ
・兜の裏側もチェックする
・威糸がびっしりかチェックする
・金色の前立なら、ピカピカすぎるかマットかチェックする
以上、良質な兜飾りの見分け方でした。
すべてが良い物であるべきというわけでもないので、
予算を考えながら、妥協できるところは妥協してもOKですし、
自分なりに楽しく選べるといいですね♩
たくさん兜飾りを見て、
予算内で、良質なお気に入りの兜飾りを見つけましょう♡
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
あなたがお気に入りの五月人形に出会えますように・・・♡